Platio式テンプレートは、Platio式を埋め込んだ文字列から文字列を生成するのに使用します。例えば、メールやプッシュ通知の本文にレコードの値を埋め込む場合に、式テンプレートが使用できます。
式テンプレートでは、式を${}
で括られた内側に、外側にはそれ以外の文字列を書きます。式は、評価した値を文字列に変換した上で置き換えられます。式テンプレート内の各式には、式テンプレートに渡された引数が渡されます。
メール送信フィールドの件名プロパティには、式テンプレートを指定することができます。
例えば、名前フィールド(テキスト)があった場合に、件名プロパティに、${ cc41ef22 }さんからお知らせです
と指定します。名前フィールドに、「三島」が入力されると、メールの件名が「三島さんからのお知らせです」になります。ただし、cc41ef22
は名前フィールドのカラムIDです。
メール送信フィールドの本文プロパティにも、式テンプレートを指定することができます。
例えば、名前フィールド(テキスト)とメッセージフィールド(複数行テキスト)があった場合に、本文プロパティに以下の式テンプレートを指定します。cc41ef22
は名前フィールドの、cb27077f
はメッセージフィールドのカラムIDです。
<p>${ escapeHtml(cc41ef22) }さんからメッセージが届いています。</p>
<p>${ replace(escapeHtml(cb27077f), /\n/g, "<br>") }</p>
名前フィールドに「三島」が、メッセージフィールドに以下のメッセージが指定されたとします。
こんにちは。 Platioの新しいバージョンについてお知らせします。
するとメールの本文は、以下になります。
<p>三島さんからメッセージが届いています。</p>
<p>こんにちは。<br>Platioの新しいバージョンについてお知らせします。</p>
なお、本文プロパティはHTMLを指定できますので、式テンプレートを使用して値を埋め込む場合には、escapeHtml
を使用してエスケープ処理を行う必要があります。